タロット占いが当たらない、タロットカードが読めない。
そう感じたら、まずは「当てる」ということから視点を変えてみましょう。
今回は、「こんな視点で占いの結果を受け止めるといいよ」というポイントからタロットリーディング3つのコツをご紹介します♪
実は、タロット占いには未来を「当てること」よりも、もっと得意なことがあるのです。
それは「あなたがまだ気づいていない、未来の可能性を見せてくれること。
そう考えると「タロット占いで当てる」よりももっと幅広い使い方ができるようになります。
タロット占いの得意を活かして、もっと上手に付き合っていきたいあなたに、タロットカードでリーディングするときの3つのコツをお伝えします♪
タロット占いをするときに必要な視点!これを知れば未来を取りこぼさず可能性が開ける♪
じっくり理解を深めたいという人は記事を読み進めてくださいね♪
Contents
【タロットリーディングのコツ1】白黒つけない
タロットカード、質問に対して読みやすいと感じることもあれば、あれー?って思うこともあるなぁ。
この質問にこのカード???っていうかんじ!
タロット占いを始めると、展開された結果にあれー?って思うことも出てくるよね。
でも、「あれー?」の中にこそ実は大切なものがあったりするのよ♪
タロット占いと上手に付き合うためのコツ
「ハッキリした答えを求めすぎないこと」
タロット占いでは、占星術などの他の占いでは分かりづらい「人の心理」や「些細な事柄」などの情報をリーディングすることができます。
だからこそ、質問者は明確で断定的な答えを求めてしまいがちです。
基本的にタロットカードは0か100か、善か悪かのような白黒ハッキリした質問の答えを出してくれるわけではありません。意図的にハッキリした答えを出すこともできるけれど、タロット占いの魅力はグレーゾーンの中にある大事な本質に気付かせてくれるところ。
例えば、恋愛で相手との相性を占ったときに「相性が良い・悪い」だけのリーディングではその先にある大事な情報を取りこぼしてしまう可能性があります。
占いの結果で出たカードによっては、一見少し分かりづらいな、と感じるものもあるかもしれません。でも、タロットカードは「恋愛のパートナーではなく、ビジネスパートナーとしてなら良い相性だよ」「今はまだ付き合うタイミングではないけれど、時間をかけてみたらどう?」と、様々なヒントやアドバイスをあなたに伝えてくれていると捉えてみるとどうでしょうか。
パッと読めなかったりするカードほど、色んな可能性を教えてくれるんだね♪
今度から、ゲームみたいな感覚でカードから答えを探してみよっと!
わくわく♪読むのが楽しみになってきたよー
質問との関係性が分かりづらいカードでも「今のあなたに必要なメッセージ」をプレゼントしてくれていると感じながら結果を見ると受け取り方が変わってくるわね。
リーディングを楽しんでみて♪
【タロットリーディングのコツ2】正解はないと割り切る
あっちの本とこっちの本で書いてることが全然ちがったりするよ~!
どっちが正しいのー??
どれを覚えたらいいのー?!
タロットの本も、たくさん出てるもんね!
参考にする、くらいの軽い気持ちで読んでみたらどうかな?
自分にしっくりくる本があればそれをベースにするのもいいと思うよ♪
タロット占いと上手に付き合うためのコツ
「リーディングに正解はないと割り切ること」
実はタロットカードの意味は、「ざっくりと基本を理解しておく」ぐらいでOK!
キーワードを丸暗記する必要はありません。なぜなら、カードから何を感じてどのようなメッセージを読み取るか、タロット占いの結果をどう受け取るかはあなた次第だからです。
タロットカードの読み方・感じ方は、占ったときのシチュエーションや受け取る人によって千差万別。
同じ質問内容で同じカードが出たとしても、占った人の伝え方や質問者の受け取り方次第で、不安に感じる人もいれば、自分の気持ちを後押しされたりホッと安心したりする人もいるでしょう。
例えば……
と、恋愛に関する質問で死神のカードが出たとき。
スッパリ諦めなさい!
気になっているイケメン先輩との関係、終わっちゃうの?!
どうしようもできないの~?!
では、もう一度同じ質問とカードでまゆちんに読んでもらいましょう。
これは死神ってカードなんだけど、どう感じるかな~?
ちょっと怖く見えるよぉ~
なにか終わっちゃうかんじなの??(ビクビク)
でも、ただ終わるだけじゃないかもしれないよ~
カードをよ~く見てみてごらん♪
向こうに太陽が見えてるね!
ただ終わるだけって感じじゃないかも~
いいところに気がついたね♪
死神のカードにはね、「終わりと始まり」という意味があるの。
コツメちゃんの中で、何か終わらせたいことはあるかな?
当たってくだけてもいいから、頑張ってみますっ!
どうでしょう。
まったく受け取る印象が違いませんか?
さらに、逆位置のカードは占う人によって答えが変わりがちです。
「正位置の逆の意味」としている人もいれば、「正位置の意味の弱いもの」としてとらえている人もいます。
質問で出た答えによって使い分けるという人もいるし、逆位置自体を読まないという人も。
タロット占いではカードのリーディングに正解はなく、今のあなたに必要なメッセージとして「可能性」や「気付きのヒント」を与えてくれるという視点で読み解くと、より深い気づきが得られそうですね。
自分の感じたことを大事にしていいんだね~♪
コツメちゃん、いいところに気が付いたね♪
リーディングしながら、「あ、この読み解きなら自分にしっくりくるかな」という感覚を探してみてね~!
【タロットリーディングのコツ3】自分軸で決める
最後に、タロットカードで意図的に答えをハッキリ出すことについてお伝えします。
例えば、「今日のご飯は和食と洋食どっちにしよう」「どっちの洋服を買おうかな」など、どちらでもいいんだけどAかBかを決めたいときってありますよね。そんなときもタロットが使えます。
タロット占いと上手に付き合うコツ
「自分軸で決めること」
自分軸で決めると言われると、一見ちょっと「大変そう」と感じる人もいるかもしれませんね。ここでは「なんでも自分で決める」ということを言いたいわけではありません。結果を決めるときにタロット占いを活用するのはOKですし、自分で決めきれないときこそタロットを活用してもらいたいのです。
大切なのは、そのときに「今回は占いで決める」ということに自分自身でコミットしてから、タロット占いで決めるということです。
例えば、「占い師が言ったからこっちにしよう」「占いの結果でこう出たからこうしよう」という流れで起こした行動だと、どこかその選択に気持ちが乗らなかったり、うまくいかなくなっちゃったりしがち。でも、流れじゃなくて「よし、今回は占いで決めよう〜!」と決めて、その結果を受けて選択して起こす行動は、自分軸で決めた行動になるのよ♪
自分で「占いでAかBかを選ぶ」と決めたのであれば、もちろん意図的にハッキリした答えを出してもOK!
その場合、カードの意味や雰囲気でAかBかを読み取るのも良いし、例えば大アルカナであれば番号で0~10をA、11~22をBと決めておくのも良いでしょう。
AとB、どっちでも良いけど悩んでる時間がもったいないとき。ぜひ、タロットカードを上手に活用してくださいね。
今回はカードの雰囲気から読んでみよっとー!
女教皇だったら水色…
女帝だったら女性らしいピンク……
あっ!愚者が出た!!
氷山が水色だから、水色にしよう!
自分軸で決めようというスタンスであれば、タロット占いで決めていくプロセスも楽しくなるね。
次からは、これまでお伝えしてきたタロットリーディング3つのコツを意識して、実際にタロット占いの読み解きに挑戦してみましょう♪
【タロットリーディング実例】ケルト十字スプレッドで占ってみよう
実際にリーディングをしながら、タロットカードの意味を深めていくやり方や読み方のコツをつかんでいきましょう。【コツを意識しなかった場合】と、【コツを意識した場合】の読み方の違いを比較していきますよ♪
リーディングをする前にケルト十字スプレッドのやり方を知りたい方は、コチラを参考にしてみてね。
http://sup.andyou.jp/tarot/celtic-cross/_atab
※ワークでは78枚のフルデッキを使用します。もちろん、22枚の大アルカナだけでも占えますよ。
ケルト十字は、相手の気持ちや物事の展開、引き寄せやすい未来など、さまざまなことが読める万能スプレッド。
恋愛や仕事、人間関係まで、どんな質問でも基本的にOKです!
ワークでは、A子さんの「半年後、タロット占い師としてデビューできているかどうか?」について占っていきます。
8枚目は質問者以外のことを設定できるので「どんなサポートが得られるのか」について設定しています。
半年後、A子さんはタロット占い師としてデビューできているかについて教えて!
この展開を見てあなたならどのように読み解きますか?
ちょっとだけ時間をとって考えてみましょう。
- 現在の状況:ソード8
- 障害と対策(キーカード):節制
- 顕在している事柄・意識:ソードペイジ
- 潜在している事柄・意識:魔術師(逆位置)
- 近い過去:ペンタクルキング
- 近い未来:恋人達
- 質問者の立場や状況:カップ10(逆位置)
- 質問者以外の人:ペンタクル9
- 質問者の願望:ワンドクイーン
- 最終結果:ソードクイーン
ここからはカゲシターんとカゲサターんが2人で、カードの読み解きを進めていってくれるようです。参考にしてみてくださいね♪
リーディングのコツを意識しない・意識した場合の読み解き方を比較!
リーディングのコツを意識しない場合の読み解き
【現状を読み解いてみよう】
【過去から未来について】
無理なく調整するという意味があるから、このまま流れに身をまかせてもいいのかも。
【現在置かれている状況とサポートが得られるかについて】
【本人の願望と最終結果】
キーカードの節制は、バランス力を発揮してくださいって伝えているよ。
ここまでは、リーディングのコツを意識しないで読み解くやり方をご紹介しました。
リーディングのコツを意識した場合の読み解き
それでは今度はリーディングのコツを意識して読み解いていきましょう。
タロット占いが当たらないと感じているときのリーディングの3つコツ
- 白黒つけない
- 正解はないと割り切る
- 自分軸で決める
【現状を読み解いてみよう】
【過去から未来について】
何故かしら?
節制のカードには、内的なバランスや応用力を活かす意味があるから、潜在意識と顕在意識の調和を図っていくことが鍵になりそう。
【現在置かれている状況とサポートが得られるかについて】
A子さんが目指している理想を既に叶えている人、憧れの人、成功者として自立しているような女性からのサポートが得られそう。
【本人の願望と最終結果】
既にある能力を発揮することで、6か月後、占い師としてバリバリ活躍できていそうなのに。
リーディングのコツを意識していない読み解き方と意識したときの読み解き方の違いを感じることはできたでしょうか? 自分の感覚に意識を向けながら、丁寧に言葉を拾っていくことで、当たらないと感じていたリーディングに変化を感じられるようになっていきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね♪
https://sup.andyou.jp/tarot/brainmap/_atab
【占星術】を取り入れたタロットリーディングのやり方
タロット占いが当たらないと感じているときのリーディングの3つのコツについてお伝えしてきました。
タロットパレットでは、タロットリーディングを深めるためにカードのキーワードから読み解く以外にも、象徴、数字、四大元素の視点から読み解いていく方法も紹介しています。
ここでは、タロットの解釈に【占星術】の視点を取り入れたタロットリーディングのやり方を紹介していきます。
ケルト十字の実例の解釈に【占星術】の視点を取り入れて解釈してみましょう。
- 現在の状況:ソード8 双子座・木星
- 障害と対策(キーカード):節制 射手座・火
- 顕在している事柄・意識:ソードペイジ 風・土
- 潜在している事柄・意識:魔術師(逆位置)水星・風
- 近い過去:ペンタクルキング 土・火
- 近い未来:恋人達 双子座・風
- 質問者の立場や状況:カップ10(逆位置)うお座・火星
- 質問者以外の人:ペンタクル9 おとめ座・金星
- 質問者の願望:ワンドクイーン 火・水
- 最終結果:ソードクイーン 風・水
【現状を読み解いてみよう】
【過去から未来について】
節制のカードは火の要素を持つ射手座に関連しているから、きっと向上心を持って果敢に挑んでいくことが問題解決の鍵になりそう。
【現在置かれている状況とサポートが得られるかについて】
【本人の願望と最終結果】
【占星術】の要素を取り入れたリーディングのやり方はいかがでしたか。タロットの解釈をより深めていくために、ぜひ占星術の知識も取り入れてみてくださいね♪
タロットと【占星術】との関係性や詳しい意味について知りたい方は、下記の記事も参考にしてください♪
https://sup.andyou.jp/tarot/tarot-hoshi01/_atab
https://sup.andyou.jp/tarot/tarot-hoshi/_atab
【まとめ】リーディングのコツを覚えてタロットを楽しもう!
自分でタロット占いをしていると、当てなくちゃ!と緊張したり、当たるのかな?と不安になったりすることもあるかもしれません。誰かに占ってもらった結果がしっくりこなくて、モヤモヤを感じることもあるかもしれませんね。
タロットカードは、予言というより助言のカード。
「白黒つけなくても良い」「答えに正解はない」というスタンスでタロット占いの結果を受け入れると、今までと受け取り方が変わってくるでしょう。
自分で占っている場合は、占ったときの気持ちから緊張感や不安感を意味するカードを引き寄せてしまうこともあるので、程よくリラックスしてタロット占いを楽しんでみてくださいね。
もし展開されたカードを見て「何かちょっと違う」と感じるときは、思いがけないヒントを受け取るチャンスかもしれません♪じっくりとカードと向き合って、あなたの本音を探してみましょう。
まゆちん先生、ありがとう♪
タロット占い、いっしょに楽しもうね!